夢診断のお店indxお伽話の分析ヘンゼルとグレーテル

このサイト、ユング心理学による夢診断のお店-ドリームアイズでは、みなさまの夢を集め、
神話やおとぎ話の分析を参考にした分析心理学(ユング心理学)の観点からの夢診断を行っています。
夢診断は無料と有料があり、夢占いの感覚でできる本格的な夢診断のお店です。

夢診断のお店-夢診断の依頼
夢診断のお店-みなさまの夢とその解釈
夢診断のお店-夢解釈を終えたみなさまの声
夢診断のお店-お会計方法
夢診断のお店-無料ワンポイントの夢診断

ユング心理学による夢診断のお店-03
-ヘンゼルとグレーテル-


ある大きな森の入り口に、ヘンゼルとグレーテルという兄妹が暮らしていました。
2人にはきこりの父と、母親のおかみさんがいましたが、もともと貧しい
生活のうえにこの国には大飢饉がやってきてました。
きょう食べるパンさえ手に入らなくなっていたのです。
そんなある日、ひもじくって眠れずにいたヘンゼルとグレーテルは、寝床での話を
聞いてしまいました。両親の寝床で、きこりは言いました、
「ワシらはいったいどうなっちまうんだ。自分らのパンさえなくなって
きてるのに、どうやってあの子たちを養ってゆけるかね」
すると、おかみさんはいいました、
「こうしたらどうだろうね、あしたの朝早く、あの子達を森の一番奥まで
連れだすのさ、帰り道など分かりゃしないさ。厄介払いってわけよ」
「なんてことをいうんだ、そんなことをしたら、恐ろしい獣たちが寄ってきて、
八つ裂きにされちまうよ」
「それじゃ四人とも飢え死にって訳だね
さっさと棺桶でも削っておけばいいわ」
子供達を可哀想に思ったきこりは、反論しましたが、あまりのもおかみさんが
責め立てるものですから、なくなく承知してしまいました。
寝床の外からその話を聞いてしまったヘンゼルは、
さめざめと泣いている グレーテルに言いました。
「シィ、グレーテル。心配しないで、ボクがなんとかしてやるから」
そして、大人達が寝静まったころ、ヘンゼルは戸を開けて外へ忍びでて
行きました。
その夜空には月がこうこうを照りわたり、白い小石がキラキラと輝いていました。
その小石をポケットにたくさん詰め込み、グレーテルのもとに戻っていくと、
こう言いました。
「グレーテル、安心してお休み、神様はボク達のことを見捨てたりなんて
するものか」

夜が明け、きこりとおかみさんは、ヘンゼルとグレーテルを連れて森の奥まで
連れてきました。
そこで、たき火をすると、おかみさんは言いました。
「さぁおまえ達、火のそばによって休んでおいでよ。あたし達は木を切ってくる
から。仕事がすんだらまた迎えにくるから」
ヘンゼルとグレーテルは、お昼になるまで、火のそばに座っていました。
そのときまで、きこりが木を打つ音がしていたので、てっきり近くにいると
思っていたのです。ところがそれは、斧の音とは大違いでした。
2人をだますために結わえ付けておいた大枝が、風に揺られてあっちこっちに
ぶつかる音だったのです。
2人はこうして待っているうちに、いつしかぐっすりと眠り込んでしまいました。
ようやく目を覚ましたときには、すでに真っ暗な夜でした。
ヘンゼルは、闇におびえてしくしくと泣いているグレーテルに言いました、
「お月さまがのぼれば、ちゃんとみちがわかるから」そして、やがて月があがると、
ヘンゼルは妹の手を取って、小石を頼りに歩き始めました。
ヘンゼルがここに来るときに落としていった小石は、月の光を跳ね返し、
キラキラと輝き、道しるべなっていたのです。
ふたりは夜通し歩き続け、明けがたになってやっとお父さんの家にたどり
着きました。戸を叩くとおかみさんがドアを開けて言いました、
「どうしてそんなに長いこと森の中で寝てたのさ。もぅてっきり帰りたくないんだと
思ってたよ。本当に悪い子達だね」
しかし、きこりの父親は大喜びでした。
きこりは、ふたりのことが気になって気になってしかたなかったのです。
それから数日後、その一家はまたもや貧乏のドン底になってしまいました。
その晩、ヘンゼルとグレーテルは、両親の寝床の外から、またあの会話を
聞いてしまったのです。
「また何もかも食い尽くしちまって、パンが半分のこっているきり。それが
なくなりゃ、一家4人とも飢え死にだよ。やっぱり子供は手放さなくちゃね。今度は
もっと森の置くまで連れ込んで、二度と帰り道が分からないようにしてさ」
きこりは辛くてやり切れませんでしたが、そんなきこりを、おかみさんは責めたて
ました。
そのやり取りを聞いていたヘンゼルは、大人達が寝静まるのを待つと、
この前みたいに小石を拾いに外に出ようとしました。
けれども、今度はおかみさんが用心深く錠をかけていたので、外には出られ
ませんでした。
そして、さめざめと泣いているグレーテルに、ヘンゼルは言いました。
「泣くんじゃないよ、グレーテル。神様はきっと、ぼく達を助けてくださるから」
夜が明けると、おかみさんがやってきて、ヘンゼルとグレーテルを叩き起こし
ました。
ふたりは、ひとかけらのパンを貰いましたが、この前よりもちっぽけなものでした。
そして森の奥に連れて行かれる途中、ヘンゼルはポケットの中でパンを砕いては
立ち止まり、
一かけらずつまいて歩きました。
やがて、森の奥へ奥へ、来たこともないような所まで来てしまいました。
そしておかみさんは火を起こして言いました、
「お前たちはここに座って休んどきな。くたびれたら昼寝したっていいんだ
よ。わたし達は木を伐ってくるから。夕方になったら迎えにくるよ」
昼時になると、グレーテルは自分のパンをヘンゼルにわけてやりました。
それからふたりは、両親が迎えにくることを祈り、そっと眠りにつくのでした。
目が覚めたときには、すでに真っ暗な夜でした。
やはり、おかみさんときこりが迎えにくることはありませんでした。
ヘンゼルは、妹をなぐさめて言いました、
「お月様がのぼるまで待つんだよ。そうしたら、ボクがまいたパン屑が、帰り道を
教えてくれるから」
やがて月が森を照らすとふたりは歩き始めました。しかし、ここに来るときに
まいておいたはずのパン屑は、ひとつも見つかりませんでした。
森や野原を飛びまわっている何千羽という鳥たちが、ついばんでしまったからです。
ふたりは夜通し歩き続け、あくる日もあくる日も朝から晩まで
歩きつづけましたが、それでも森からは出られませんでした。
口にしたのは野イチゴをだけで、おなかもペコペコでした。
あまりにも歩きくたびれたので、足が言うことを聞かなくなり、疲れ果てていました。
そこで一本の木の下に横になると、そのまま深い眠りに落ちました。
この時はもぅ、きこりの家を出てから三日目の朝でした。
ふたりはふたたび歩きはじめましたが、ますます森の奥ふかくへと、迷い込んで
いくのでした。
するとその時、きれいな、雪のように真っ白な小鳥が木の枝に止まっているのが
見えました。
それはそれは美しい鳴声でさえずっています。
ヘンゼルとグレーテルは思わず立ち止まり、耳を傾けていました。

うたい終えると、小鳥はパタパタと飛んでいきました。
2人は、そのあとについて行くと、小さな家のあるところにつきました。
そして小鳥はその屋根にとまりました。
ヘンゼルとグレーテルは、そのすぐそばまでやってくると、この小さな家はパンで
できていて、屋根はお菓子でできていました。
窓はキラキラしたお砂糖でした。
ヘンゼルはのびあがって、どんな味がするのか、ためしにちょっぴり屋根を
かじってみました。
グレーテルは窓ガラスにのぼり、ポリポリとかじりました。
するとその時、部屋の中からやさしい声が聞こえてきました。
「ポリポリかじってる。だれだい、家をかじるのは」
ヘンゼルとグレーテルは答えました、
「風だ、風だ、天の子だ」そしてふたりは、どんどん食べ続けました。
すると、このお菓子の家のドアが開き、ヨボヨボのお婆ちゃんが杖をついて
出てきました。
ふたりは思わず手にしていたお菓子を落としてしまいました。
そしてお婆さんは、頭をガクガク震わせながら言いました、
「おやまぁ良い子たち。だれに案内されてきたんだい?お入んなさい、
入ってお休みなさい、遠慮することはないよ」
お婆さんはふたりの手を取って、家の中に連れ込むと、
ふたりにご馳走を運んできました。
ミルクやパン菓子、りんごや木の実などでした。
おいしく食べ終えると、ふたつの可愛らしいベッドに
白いシーツを広げられ、ヘンゼルとグレーテルはそこに横になるのでした。
そこはまるで天国にでもいるような、とても居心地の良いところでした。
あくる朝早く、お婆さんはふたりよりも早く起きて、ふたりのそばにお婆さんが
近寄ってきました。
するとにんまり笑い、こぅつぶやいたのです、
「しめしめ、もぅこっちのものさ。取り逃がしはしないよ、こいつはさぞ美味かろうて」
するとお婆さんは、ヘンゼルをぐっと持ち上げ、小さな納屋に投げ入れると、
格子戸をしめて閉じ込めてしまいました。
ヘンゼルは泣いてもわめいてもどうにもなりませんでした。
次にお婆さんはグレーテルのそばへ行き、こぅ言って起こしました、
「さぁ起きるんだよ、怠け者。水を汲みに行ってお兄さんに何か美味いものを
作っておやり。あいつはこれから太らせて、脂がのったら喰ってやるんだから」
グレーテルも泣き出しましたが、今さらどうにもなりませんでした。
この魔女の言いなりになるしかなかったのです。
そぅして、閉じ込められているヘンゼルにはとびきりのご馳走が用意されることに
なりましたが、グレーテルがもらえるものといえばカニの甲羅ばかりでした。
そしてお婆さんは、納屋に行ってはこう呼びかけるのでした。
「ヘンゼル、指をだしな。そろそろ脂がのったかどうか見てやるわ」
けれどもヘンゼルもさるもの、小さな骨を出すと、お婆さんは目がかすんで
よく見えないものですから、てっきりそれはヘンゼルの指だと思い込み、
ちっとも脂がのっていないことが不思議でなりませんでした。
一月ほど経っても、相変わらずヘンゼルはやせっぽっちのままなので、
お婆さんは業を煮やし、待ちきれなくなってきました。
「ヘンゼルめ、太ろうが太るまいがかまうものか。あした殺して料理してやる!」
かわいそうに、グレーテルはやむなく水を運んでいましたが、どんなに
嘆き悲しんだでしょう。どんなにほっぺを涙でぬらしたことでしょう。
「いっそのこと森の中で恐ろしいけだものに喰われてしまえばよかったわ。そう
すれば、ふたり一緒に死ねたはずなのに」あくる朝、グレーテルは外に出され、
お婆さんの言うように大鍋に水をいれて火を焚かされました。
するとお婆さんは言いました、「さきにパンを焼いておこう。パン焼き釜には
もう火を入れてあるし、ねり粉もできてるからね」
そしてグレーテルを焼きがまの方へと突き飛ばしました。
そこからは炎がチョロチョロと出ていました。
「中へもぐりこむんだよ。パンを入れてもいいかどうか、
火加減をたしかめておくれ」
お婆さんは、グレーテルが中へ入ったらフタを閉めて、丸焼きにして
食べてしまうつもりだったのです。
けれどもグレーテルはお婆さんのたくらみに気がついていたので、こう言いました、
「どうやったら良いのか分らないわ。どうやって中へ入るの?」
「まぬけのとんちきめ、入り口はこんなに大きいじゃないか。ごらんよ、
私だって入れるぐらいだ」
お婆さんはそう言いながら、這いつくばってパン焼き釜の中に首を突っ込みました。
とその時、グレーテルはドンと一突きして、お婆さんを奥の方まで落としてしまうと、
鉄のふたを閉めてかんぬきをかけました。
「ふううっ!」
お婆さんは吼えだしました。
それはそれは、ゾッとするような声でした。
罰当たりな魔女のお婆さんは、そのままむごたらしく焼け死ぬしかありませんでした。
グレーテルはそのままとんで逃げ、ヘンゼルがいる納屋にかけつけました。
「ヘンゼル、助かったわよ。お婆さん死んじゃった!」
そして、グレーテルはその戸を開けると、ヘンゼルはパッと飛びでてきました。
ふたりはまぁ、どんなに喜んだ
ことでしょう。さぁ、もう怖いものはありません。
ふたりはそこで、魔女の家の中に入っていき、真珠だの宝石だのという箱を
見つけては、ポケットに詰めるだけ詰め込みました。
「こいつは小石よりよっぽどいいや」
「あたしもお土産にしよーっと」
それからふたりは、森から抜け出そうと、2、3時間、歩きました。
すると大きな川のふちに出ました。ヘンゼルは言いました、
「これは渡れないや。丸木橋ひとつ見当たらないし、船だって通らないよ」
グレーテルは答えました、
「でもほら、あそこに白いカモが泳いでるよ、頼んだら、助けてくれるかもしれないわ」
グレーテルは呼びかけました、
「カモさんカモさん、こちらはヘンゼルとグレーテル。丸木橋さえないんだもの。
白い背中に、のっけてよ」
すると、カモはちゃんとやって来てくれました。ヘンゼルがまず乗り込み、
妹にも、乗るように薦めました。
「ダメだわ、カモには重すぎるでしょ。かわりばんこに運んでもらわなくちゃ」
親切なカモは、その通りにしてくれました。こうして無事に、向こう岸にわたり、
しばらく歩きました。
すると、少しずつ、少しずつ、あたりの森が見覚えのあるようになってきました。
そしてとうとう、きこりがいる家がはるか向こうに見えてきました。
ヘンゼルとグレーテルは駆け出していって部屋に入っていくと、きこりのお父さんに
抱きつきました。
きこりは、子供たちを森に置き去りにしてきたときから、片時も楽しいことは
なかったのでした。
おかみさんはすでに死んでいました。
そして、グレーテルが前掛けを広げると、真珠や宝石がパラパラと部屋中に
散らばりました。

そこへまた、ヘンゼルが自分のポケットからぞくぞくと宝石を放り出しました。
これでもぅ、貧困に苦しんでいた一家は苦労という苦労はすっかり
お終いになったのです。
それからというもの、その一家は、それはそれは、楽しく楽しく暮らしましたとさ。

おしまい…

⇒ ヘンゼルとグレーテルの分析を読む ⇒
ユング心理学による夢診断のお店-03

夢診断のお店(トップページ)特定商取引法に基づく表記運営元プライバシーポリシー自己紹介はじめに夢診断の依頼実例・夢診断よくある夢の解釈心理学コラムお伽話の分析夢解釈のコツシンボル辞典本の紹介お客様の声心理学用語辞典安眠のコツインフォメーションサイトマップ夢診断の流れお会計無料・夢診断リンク集.2.3携帯用サイト旧ドリームアイズE-メール

Copyright(c) 2007 by ユング心理学による夢診断のお店-ドリームアイズ All rights reserved.